AkiRumi02

第 二回目 絵本作成にチャレンジしてみました。

前回は、Scribusというアプリを使って、広報誌を作成して みました。
部誌やポスターなども簡単に作れることがわかりました。

いままで、イラスト描いて終わっていたのですが、雑誌が作れるということを知ったので、
絵本を描いてみることにしました。

新見南吉の「デンデンムシノカナシミ」なので、作者は多分縦書きが良いのではないかな?
と思ったのが苦労の始まりでした。

前回使ったScribusというレイアウトソフトは、縦書きに対応していませんでした。
もっと日本のユーザーが増えれば縦書き対応になると思います。
是非、多くの日本の縦書きユーザーに使って欲しいと思います。

せっかく描いた作品が整理がつかなくなって、捨てちゃったりしているので、
この際、デジタルで残せるようになるのが良いなと思いました。
16ページの絵本で、100部で17,000円、1000部で28,000円ぐらいでできるらしく、
文化祭の時に、予算があれば、配布できるかな?と思いました。

高度なやり方もあるらしいですが、今回も基本機能だけでチャレンジしました。
もっと便利なやり方がご存じの方いらっしゃれば是非、教えていただきたいです。

今回使用したアプリケーションについて

あき:今回もScribus以外初めて使いました。
るみ:自分は、SimpleScanは、結構使うけど、他のソフトは、数回程度しか使ったことない。
あき:でも、創作ソフト搭載OSって、結構いろいろ入っているよね。
るみ:主様(あるじさま)が
  デジタルクリエータの工具箱のようなものを目指しているらしいです。
あき:普段使わなくても、必要なものってありますよね。
るみ:そうそう、、、トイレの吸盤スポイトも滅多に使わないけとすぐにないと困る。
あき:私の父親なんか、10年に一回使うかなという時計の修理道具まで入っています。
るみ:主様なんか、高価なインパクト・ドライバ持っているけど、
  いつも、ハンドドライバセット使ってます。
あき:使いたい時にあってほしいものってありますね。
るみ:道具も使い方覚えないとね、、、

さて、今回使用したソフトは、3つです。
Scribusという今回の主人公のInDesignのような製版アプリ、
SimpleScanという手で描いた絵をスキャナで取り込むイメージアプリ、
OfficeWriterというOfficeソフト

(Scribus)
Scribus
製版用のレイアウトソフトでは、InDesignというソフトが有名ですが、
Scribusの開発も熱心に進められています。
数年前は、使い物にならないとも言われていましたが、
私達には、まだまだ、宝の持ち腐れだというぐらい高機能なものです。
詳細は、WiKiのページに描いてあります。

==WiKi ページは、こちらです。==

(SimpleScan)

SimpleScan
SimpleScan 「シンプルスキャン」はスキャナーから画像をスキャンするアプリです。
操作もマニュアル無しで、直感的にできる大変便利なものです。
数枚の原稿を次々に読み取り、まとめて、トリミングして保存できます。

==WiKiページは、こちらです。==


(OfficeWriter)
Office

LibreOfficeの中にある、Writerは、市販のWordと同じようなソフトになります。
様々なオペレーティングシステムで使えるので、大変便利なソフトだと思います。
個人的には、みんながこれを使ったほうが、便利だと思います。

==WiKiページは、こちらです。==

絵本の作成初めます。

あき:絵本作るんだって?
るみ:前回Scribusというソフトで、結構簡単に写真とか入れられたから、
  作ってみようと思って、、、
あき:題材は、何にしたの?
るみ:新見南吉の「デンデンムシノカナシミ」という話を題材にして、絵を描いたのを絵本にしようと思って、、、
あき:へーーー、
るみ:それでは、初めます。

作業の大枠の整理

あき:今回は、手描きイラストとテキストファイルを使うんだね。
るみ:簡単だと思っていたら、縦書きが出来なんだ。
あき:横書きでやればいいじゃん。
るみ:新見南吉の一生を知るとどうしても縦書きにしたいんだ。
あき:私も考えてみるよ、縦書きのやり方。
るみ:私も考えるね、、、では、一週間後また、会いましょう。

(一週間後)

あき:いろいろな人がやっているのを調べたけど面倒だよ。
るみ:結構厄介だよね。でも、ここまで、来て、諦められないよ。
あき:そうだよね、、、、でも、この前、主様が広告で縦書きやってなかった?
るみ:やっていたよね、、、、どういうふうにやったんだろう。聞いてみよう!

(主様の説明を聞いてきました。)
あき:結構、横着にやってたんだね。
るみ:主様がそんな、手の混んだことやらないよ。難しいこと嫌いだから。
あき:そうだよね、主様は、いつもマニュアル読まないで、ソフト使ってるもんね。
るみ:主様が良く言っていることがある。
  「世の中に、自分みたいな凡人より優れた人が絶対にたくさんいる。
  凡人の自分が出来ないことは、絶対に誰かが先にやっている人がいる。
  よほどの天才でない限り、一人で悩む必要はない。」
あき:そうだよね、、、、
るみ:クックパーで料理するときも説明見ないから、大変な料理になってしまうことがよくあるよ。
あき:そりゃ大変だ!うちの父なんか、白髪染めと間違えて私のヘアカラー使って茶髪で会社行ったよ。
るみ:それ、まじ、やばそう。

<主様の説明>
るみ:文章が複雑だとか、体裁をあまり気にしなければ、次のようにやると簡単に縦書きができるそうです。

WorkFlow (手描きイラストの処理)
SimpleScanというソフトで次々にスキャンし て行きます。
Scribusで読み込ませます。

(横書き原稿の処理)
OfficeWriterで縦書きのpdfファイルを
 作成します。
Scribusで読み込ませます。

(製版原稿)
Scribusでページレイアウトを作成して、
製版用のPDFを出力します。

SimpleScanというアプリで描いた絵をスキャンします。

あき:スキャンしようか?スキャナは繋いだの?
るみ:隣の部屋に無線LANでつながったスキャナ付きの複合機プリンタがあるよ。
あき:ケーブル要らないんだ。いいね。
るみ:結構面倒なんだよね、一枚一枚、往復すると結構大変。
あき:じゃー、私がプリンタのところにいるから、次々に声かけて。
るみ:わかった。とても助かります。
あき:では、初めますか。
るみ:原作は、カタカナなのですが、今回は、絵本なので、ひらがなにしてみました。
あき:こだわりますね、、、、
るみ:今では、原作者に断りをいれることが出来ませんから、、、、、、、
あき:青空文庫からのを利用ですね。

Scan01 Shotwell03
1. まず、グラフィックメニューの
 SimpleScanを選択して起動します。
1.スキャンボタンを押して、
 次々とスキャンをしていきます。
2.イラストの部分だけを次々と切り取っていきます。
3.保存ボタンを押します。
denden01 denden02
この部分が表紙です。
いっぴきの でんでんむしがありました。
ある ひ その でんでんむしは たいへんな
ことに きが つきました。
denden03 denden-04
「わたしは いままで うっかりして いたけれど、
わたしの せなかの からの なかには 
かなしみが いっぱい つまって
いるでは ないか」
この かなしみは どう したら よいでしょう。
でんでんむしは おともだちの でんでんむしの
ところに やって いきました。
「わたしは もう いきて いられません」
と その でんでんむしは
おともだちに いいました。
「なんですか」
と おともだちの でんでんむしは ききました。
denden05 denden06
「わたしは なんと いう ふしあわせな
ものでしょう。 わたしの せなかの
からの なかには かなしみが いっぱい
つまって いるのです」
と はじめの でんでんむしが はなしました。
すると おともだちの でんでんむしは いいました。
「あなたばかりでは ありません。
わたしの せなかにも かなしみは
いっぱいです。」
denden07 denden08
それじゃ しかたないと おもって、はじめの 
でんでんむしは、べつの おともだちの ところへ 
いきました。
その おともだちも いいました。
「あなたばかりじゃ ありません。
わたしの せなかにも 
かなしみは いっぱいです」
そ こで、はじめの でんでんむしは 
また べつの おともだちのところへ いきました。
こうして、おともだちを じゅんじゅんに 
たずねて いきましたが、どの ともだちも 
おなじ ことを いうので ありました。

denden09 denden10
とうとう はじめの でんでんむしは 
きが つきました。
「かなしみは だれでも もって いるのだ。
わたしばかりでは ないのだ。
わたしは わたしの かなしみを こらえて 
いかなきゃ ならない」
そして、この でんでんむしは もう、
なげくのを やめたので あります。
裏表紙です。
青空文庫から
底本:「校定 新美南吉全集第四巻」大日本図書
   1980(昭和55)年9月30日初版第1刷発行
   1987年(昭和62)年2月15日第3刷発行
初出:「ろばの びっこ」羽田書店
   1950(昭和25)年6月5日
入力:高松理恵美
校正:川向直樹
2004年10月30日作成

あき:結構疲れるよね。

るみ:あきがいたから助かりました。
あき:スキャンも大変だよね。
るみ:私の背中には、「こだわり」がいっぱい詰まっている。
あき:私の背中には、「煩悩」がいっぱい詰まっている。
るみ:新見南吉の人生を見ると励みになります。

それでは、OfficeWriterでPDFを 作っていきます。

あき:いよいよですね。
るみ:改行とかどうしたら良いんだろう。
あき:そうだよね、、、難しい問題だよね。
るみ:原作者の意図を正しく表現するって難しいですね。
あき:今回は、多めに見てもらいましょうか?
るみ:簡単に考えていたけど、やってみると、考えることいっぱいあるんだね、、、
あき:まず、やってみないとわからないことってあるよね、、、
るみ:今回は、まず、作ってみて、誰かに教わりましょう。

Office01
Office02
お決まりの手順ですが、オフィスメニューから
LibreOfficeWriterを起動します。
1.絵本のページ構成を考えて、縦書きで、文字を
 入力します。
2.PDFでエクスポートします。

■  画像フレームに縦書き.pdfとイラスト.pngを入れていきます。

あき:ScribusでPDFが画像フレームに入るって気づかな かたよね。
るみ:普通は、気づかないよね、、、
あき:主様は、どうして知ったんだろう?
るみ:広告作っている時、苦労してたみたいだけど、多分偶然だよ。
あき:私も調べたけどこんなやり方なかったもんね。

Scribus01
Scribus02
Scribus03
Scribus04
Scribus05
あとは、フォントを変えたり、ページバランスなど
細かいこともあるかもしれません。

ひとまず、これで、PDFでエクスポートして、
完成とします。

PDFは、一ページ単位でやると作成すると、
印刷する時に、綴じ方、折り方を指定する時に、
楽になるそうです。

電子入稿する時に、印刷する会社に相談すると
教えてくれます。


電子入稿するときの塗りたし

あき:へー、自分でもこんな簡単に絵本が作れるんですね。
るみ:自分もこんな簡単だと思いませんでした。
あき:印刷会社には、聞いたの?
るみ:聞いたら、文化祭の予算でもらえそうなぐらいの金額だった。
あき:やるの?
るみ:ちょっと、恥ずかしいから、仲間つくって考えようと思って、、、
あき:これが電子入稿のメニューですね。
るみ:
装丁だとか、折り方だとか、綴じ方だとか結構あるんだよね。
あき:すごい種類があるんだね。
るみ:「中綴じがいいのでは?」と印刷会社の人に言われました。
あき:それと印刷するときにブリードという塗りたしというのがあるそうですね。
るみ:困ったことにこの塗り足しをしてなかったのよ!
あき:どうなるの?
るみ:つぎのようなことを言われました。
<ぶりーど/ぬりたし>
仕上がり線いっぱいに図柄・平網があることを裁ち落としといいます。
このとき製版線まで図柄・平網をのばすことを塗り足しといいます。
塗り足しをしておかないと、断裁時の誤差により、
フチに不本意な紙の地色が出てしまうことがあります。
裁ち落としに配置する画像の原稿については、トリミングしたときに
塗り足し分の余裕があるかどうかもチェックします。
あき:そうか、やるしかないね!

Print01
Print02
ドキュメント設定を開きます。 塗りたし(ブリード)は、3−5ミリらしい。
使用する印刷機によって違うらしいです。
Print03
これで、塗りたし(ブリード)を入れました。
印刷会社の人が丁寧に教えてくれました。
普通のプリンタで印刷するのとは、
わけが違うのだと感じました。
塗り足しの部分に赤線が出現します。


塗り足しを考慮して、画像の大きさを変更する。

あき:結構、細かいこと出来るんだね。
るみ:うちのプリンタなんか、全面印刷できないもんね。
あき:オフセット印刷と言って、輪転機で印刷するらしいよ。
るみ:一回見に行ってみたいね、、、
あき:トイレットペーパーのようなロール紙に次々印刷して、裁断していくんだって。
るみ:そうか、見に行ってみたいな。
あき:各ページの絵はどうするの?
るみ:
表紙と裏表紙は、全面印刷にして、あとは、白の余白にしたいな。
るみ:A4の大きさは、幅:297ミリ高さ210ミリだから、余白は、各辺:25ミリにしてみます。
あき:では、微調整しますか?
るみ:はい。

Bleed01
Bleed02
プロパティを開きます。 全面なので、297×210にします。
Bleed04
A4 の大きさは、297×210なので、
全面塗り固めるときは、297×210にしました。
余白を引き算して、257×210にしました。
必要な余白を引き算して、
257×170にしました。

それでは、PDFで製版原稿を出力します。

あき:やっと、最後だね。
るみ:印刷の仕方なんて、ずぶの素人だから、よくわからないけどどうにかなった。
あき:印刷会社の人、自分たちみたいな素人を良く相手にしてくれたね、、、
るみ:結構、自分たちって、「美人」ではないけど、「かわいい」のかも知れない。
あき:ちがう、ちがう、おじさん言っていたじゃない。「自分の娘と同じぐらいだね、、」
るみ:そうだよね、、、いまだに、ほとんど、「オタク」に近いもんね、、、
あき:絵を描いていると楽しいよね。
るみ:
新見南吉は、進学も反対されたり大変だったもんね、、、
るみ:ひとまず、PDFで原稿を印刷して、また、印刷屋のおじさんのところ行ってみます。

Print04
Print05
PDFでエクスポートのメニューです。
ワープロソフトは、違うメニューで奥が深そう。
印刷会社の人に言われたとおりに、
各ページ一枚一枚のファイルにして、
断ち切りマークを入れておく。
出力していると、出てくるお馴染みのステイタス。
Print06
Print07
初めて、断ち切りマークだとか、
切り取りマークだとか見ました。
ちょっと楽しみです。


第 二回目を終えて

あき:今回は、勉強になりましたね。
るみ:製版の知識なんて全くなかったからね、、
るみ:二次方程式の解の公式や球の体積なんかでも苦労しているのに。
あき:会社で使うシステム手順も一苦労ですよ。
るみ:会社行っても勉強しなくちゃ行けないんだ。
あき:当たり前でしょ。
るみ:あきは、「絵を描く」か「ぷよぷよしかしている」しか姿見てないもん。
あき:でも、良かったな。自分の描いた作品を本にしたり出来るのが解っただけでも良かった。
るみ:そうだよね、描いて、PIXIVにアップして終わりだったからな。
あき:こんど、ポスカとか作ってみようか?
るみ:いいね、今度一緒につくりましょう。
あき:それでは、今回は、これで終わりにしましょう。

「あきとるみの制作室第二回目終了します。」
「みなさまのコメント待っています。」
「ありがとうございました。」


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